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納骨堂建設の留意点

納骨堂建設の留意点

納骨壇の配置

納骨壇の間口や品種によって奥行や高さ等が異なりますので採用壇の寸法については確認が必要です。
弊社では、納骨壇平面配置図や納骨壇用電源配置図、及び正面造り図面等の設計・工事に必要な図面等の作成を致します。

納骨壇の専用電源

AC100V の電源が必要です。仏壇用電源は床配線の場合、床面より突起しないようBOX埋め込みを必要とします。
配線工事に於いては VA線をFL+2.5m程度引き出して納骨壇の施工に備え置き下さい。
通常1基当たりの電力使用量は≒1.5ワットです。納骨壇全基数での電力使用量は1.5 ワット× 基数にて算出します。
電源の位置につきましては納骨壇の配置により決定いたします。
尚、将来工事に備えては、キャップ仕舞いとしてください。 *弊社にて電源図を作成いたします。

 
通路幅と天井高

主要導線となる中央通路は180㎝以上が望まれます。
納骨壇と納骨壇が対面する通路幅は120cm以上とされるのが理想ですが、建設敷地の制約や納骨壇配置と数量の要素を勘案した結果、どうしても狭くならざるを得ない場合もございます。
その場合、納骨壇の種類によりますが最低100㎝が許容範囲と言えるでしょう。

天井の仕上げと堂内照明

天井の仕上げと照明は堂内の雰囲気作りにとても重要な要素の一つです。
荘厳で重厚なものであれば格子天井ですがコストは高は否めません。
最近では織り上げ天井に間接照明を入れ現代的でスタイリッシュな雰囲気のものも増えてまいりました。
照明選びの留意点として、昼光色の灯りはとても明るいのですが壁や金箔を冷たく見せてしまいます。
一方電球色の灯りはそれらを温かく演出してくれます。最近は納骨堂にもLED照明が多く使われる様になりました。
LEDの紫外線量は蛍光灯に比べて約200分の1程度と圧倒的に少ない上に、経済的にも優れております。
ぜひ納骨壇にとって悪影響のない照明をお選び頂きたいところでございます。

 
堂内床の仕上げ

床の下地仕上げは、モルタル金ゴテ仕上げが肝要です。 床材はその材質や色調が堂内の雰囲気を大きく左右する大変重要なものであります。
主に、カーペット・塩ビシート・天然石貼り・木製床等があり、現在の主流は色調豊富なタイルカーペットですが、カーペットは光を吸収しやすい性質ですので、濃色を選択された場合落ち着いた印象を与える反面、暗く感じることもございます。
最近では光を反射するビニル床タイルに天然石調の転写加工を施したものを用いることも増えてまいりました。
高級感と明るさを兼ね備え掃除もしやすい反面、冬場はカーペットに比べて冷たく感じるのは否めません。
納骨壇に合わせた堂内のカラーコーディネートは勿論のこと、当該地の湿度などを勘案することが肝要であると存じます。

納骨堂の窓とガラス

最近の納骨堂は窓を多くし自然光を採り入れ、明るい堂内イメージのものが多くなっております。
その場合、紫外線の影響を考慮したUVカットガラス等の導入ををお勧めしております。
また、窓の配置は納骨壇配置や壇の高さに留意しすることが肝要です。

 
納骨堂内の除湿対策

木製仏壇型の納骨壇を採用される場合、堂内が多湿の場合は品質の維持に影響を及ぼします。
防水工事の他に窓や換気扇はもとよりエアコン・除湿器の設置、地階納骨堂の場合はドライエリア等の確保が望まれます。

納骨堂に関する法律

墓地埋葬法には「納骨堂とは、他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設をいう」と定義されています。
納骨堂を運営するためには当該都道府県知事からの経営許可が必要です。

詳細は厚生労働省HP
墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)

 

弊社では、設計事務所様・建築会社様とも
工程会議等にて詳細なお打ち合わせさせて頂いております。

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